【最新常識】加湿器だけではダメです。部屋の乾燥対策

冬って乾燥する季節、部屋の乾燥対策をしたいけど、加湿器があれば十分でしょ?

こういった方におすすめの記事です。

この記事では、部屋の乾燥対策について科学的な根拠に基づきながらわかりやすく説明していきます。

加湿器があれば、大丈夫と思っていたあなた、しっかりとこの記事を読んでみてくださいね。

わたしは大学では気象学の研究室で2年間気象について勉強していたので、少し参考になるかと思います。

加湿器だけではダメ。まずは〇〇すること。

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冬になると気温が一気に下がって、乾燥しますよね。

最低でも部屋の中ではうるおっていたい。部屋がうるおっていると肌がうるおったり、風邪をひきにくくなったり、いいことづくめ。

よーし、さっそく加湿器で加湿…、の前にやること。

それは、部屋をあたためることです。

もちろん加湿器もこのあとに登場するのでご心配なく。

なぜ部屋をあたためるのか?

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そもそも、空気が乾燥しているという状態は、空気中の水分量が少ない状態ということ。

間違いやすいのが、湿度が高い・低いで空気の乾燥度を測ってしまうこと。

ハッキリ言って湿度が高い・低いだけでは乾燥度は測れません。湿度が80%でも、気温が3℃では実は空気は乾燥しているんです。湿度は、飽和水蒸気量(空気中に存在できる水蒸気の容量)に対してどれくらいの水蒸気量が存在しているのかを割合で示した数値で、相対的な数値なのです。

空気中の水分は、温度によって空気中によって存在できる量が決まっていて、空気中に存在できる水分の量は温度が高ければ増加し、温度が低ければ少なくなります。

これに似ているのが砂糖の性質。砂糖を氷水に溶かそうとしてもなかなか溶けませんが、お湯に入れると簡単に溶けますよね。空気中の水分も同じように、温度が高いと空気中に存在できる水分の容量が増え、温度が低いと空気中に存在できる水分の容量は少なくなります。

飽和水蒸気量と気温の関係のグラフ

上のグラフは、飽和水蒸気量と気温の関係のグラフです。気温10℃のときと気温20℃のときの飽和水蒸気量を比べてみると約2倍もの差があります。10℃のときに湿度50%でも、室内の水分量を変えずに温度を20℃にしたら湿度は25%になるということです。

グラフを見てわかるように、気温が高ければ高いほど、空気がたくわえられる水蒸気の量は大きくなるのです。

冬の寒い日であれば、温度は20℃前後には保ちたいものです。

空気中に水分を増やしてあげる前に、空気中にたくさんの水分が存在できるように、部屋の温度を最初に上げましょう

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部屋を加湿する

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それではお待ちかねの加湿です。

部屋をうるおわせるために加湿をしましょう。湿度は60%前後が適していると言われていますが、わたし自身乾燥肌でうるおいが欲しいので、70%くらいに設定しています。

加湿する方法はたくさんありますが、一番楽なのはやっぱり加湿器。

水を入れてスイッチを入れるだけなので、誰でも簡単にできますね。

加湿器の中には湿度を自動でコントロールしてくれるモデルもあるので、ご自身に合った加湿器を探してみてください。

加湿したときに出てくる問題

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部屋をあたたかくして、加湿してOK、と思ったら大間違い。

冬だと外は寒いので、窓が結露してしまうということも。

窓の結露対策も忘れずにしておきましょう。