【海外在住】ランサーズで実際に働いてみた

2021年3月23日

海外在住3年目にして失業しました。

(興味のある方はこちらをどうぞ【失業ブログ】南米で開業、そして失業。

さてさて、そんなことがあっても仕事をしないわけにもいきません。なんとかしてお金を生み出さないと。

現地で就職は現実的ではない。新しく開業、も現実的ではない。日本に帰国する、もビザの関係でできない。となると、フリーランスとしてオンラインで仕事をする、という選択肢が残りました。いわゆる「クラウドソーシング」です。

*「クラウドソーシングって何?」という方は、今さら聞けない「クラウドソーシング」とは?も参考にしてみてください。

今のご時世、「副業」だとか「テレワーク」だとかいう言葉を多く聞くようになり、遠隔ではたらく働き方も珍しくないかもしれませんね。

今回は、実際にクラウドソーシングの ランサーズ で働いてみた結果どうだったのか、生の声をお届けしたいと思います。

この記事を書いた人
はるにーた

2017年6月からボリビアに移住。のんびりとしたスローライフを送っています。
ボリビアで2年間ボランティア活動に取り組んだのち、ボリビアのことが好きになり再移住。
ボリビアのことやその他もろもろ、についてブログを書いています。

実際に働いてみた感想

感想はズバリ

「しんどい」

です。笑

しかしながら、

・海外在住でも日本から仕事がもらえる

・収入が得られる

・自分の都合にあわせて働ける

という点については、自分にとって大きなメリットだと感じました。

わたしは結果的に2件の案件をこなして5万円弱の報酬を得ることができました。

この労働に対してこの金額か…とヘコんではいますが、

案件を取れた経験

フリーランスとして働く経験

ができたので、ポジティブによしとしましょう。

どんな仕事にもしんどいことはあるはず。

特にしんどかったことについて見ていきましょう。

案件獲得がしんどい

まず、ランサーズで働くためには案件を獲得しなければいけません。

ランサーズ上にはたくさんの職種と仕事があるのですが、普通の人にはあまり意味がありません。

なぜなら、「スキル」が必要だから。

わたしのスキルといえば、スペイン語ができることくらい。プログラミングはProgateを少しかじったくらいでスキルとは言えない。

そんな私がまずお金を稼ぐ方法、それは「タスク・作業」の仕事。

いろいろな案件が出てくるのですが、どの案件で自分が働けるのか、金額もどれくらいに設定していいかわからない。

でも、まずは「1円でも稼ぐ」という目標を設定して案件を探してみる。

案件の中には、クライアントの承諾なしに自分で始められるタスクがあり、この手の案件に手をつけることに。

まずやってみたのは、簡単にできるアンケート。

数分で回答できて、4円。

次は検索結果をチェックする仕事。たしか、キーワードが30個ほどあり、そのキーワードをグーグルで検索して出てきた検索結果を回答する、というもの。

これを4件こなして、16円。

合計20円。

とりあえず、20円は稼げた。

これじゃ社会人が稼ぐ額にはほど遠い。

固まった額の案件をゲットしなければ…。

自分でもできそうな案件を探してできそうなものと言ったら、

・文字起こし

・コピペ系

・単純作業

・データ整理

など。

とにかく、案件が欲しかったので応募しまくる数およそ15件。

全くもって当選しない。でもこれがおそらく普通。というのも案件1件に対して何十件というランサーからの提案があるので、初心者は実績がないのも重なってなかなか案件をもらえないのだと思う。

その中で私は、ありがたいことに3件ほどお返事をいただけた。「やったー…!」と心の中で叫ぶがその喜びは続かない。

賃金が安くて精神的にしんどい

3件返事をいただいたのだが、初心者のわたしはどう進めたらよいか要領が分からなかったため、2件は初めの案件を片付けてから契約をすることにした。

1件目はデータをエクセルにまとめ、最終的にパワーポイントに情報をまとめる作業。2万円だった。

わたしの頭の中の計算だと、時給1000円くらいだとしたら20時間で終わる仕事。

でも実際に作業を進めてみると、20時間じゃ終わらない…!!

1日6時間作業を結局5日くらいで終わらせました。時給1000円にも満たないなんて…結構ショックでした。

こちらのクライアントさんとは、金額の交渉をして5000円アップしてもらえましたが、それにしても安すぎる。

2件目は画像のデータをエクセルにまとめる作業2万円。

こちらも、結局のところかなりの時間を費やして時給1000円にもなっていないんじゃないかと思います。

作業自体は単純ですが、

・時間がかかる

・賃金が安い

のダブルパンチで来られるので、スキルが無いうちはかなりしんどいです。

連絡を取り合うのがしんどい

わたしは海外在住ということもあって、日本と時差があります。

日本とボリビアの時差は13時間なので、ほぼ真反対になります。

なので、返信欲しい時に返ってこない(クライアントさんもきっと同じ気持ち)ということが起こります。

返信がすぐに返ってこないと、作業の進みにも影響します。いくら作業を早く進めたくても進められない、ということにもつながります。

あとは、クライアントさんにもよりますが、わたしのクライアントさんの場合は連絡がなくて心配になるくらい返信が遅く、はじめての案件は不安だらけでした。

日本にいたら、そんなこともないのかもしれません。

給料の支払いが遅くてしんどい

先ほどのクライアントさんなのですが、納品完了してから何も連絡がない状態のままでした。

支払いを催促すると、ようやくという感じでした。

「フリーランスはお金をもらうまでが仕事」とマナブさんが言っていて、その通りだなと。

フリーランスとして働く上で、未払い問題があるようで、未払い問題には気をつけなければいけません。ランサーズにもそういった問題を防ぐ仕組みがありますが、働く側は当然の知識として対処しなければいけません。

ランサーズで働いてみてわかったこと

先日、こんなツイートをしました。

はじめてランサーズで働いてみてわかったことなのですが、少し解説していきます。

タスクは夏休みの宿題と同じ要領

実際にやってみればわかるのですが、要領は夏休みの宿題と同じです。

そう。小学校・中学校・高校と誰もが経験したあの宿題。

夏休みの最初の方に終わらせてしまう人もいれば、夏休みの最後の最後に徹夜して終わらせる人もいました。

実は同じなんです。

実際に仕事をやってみて、夏休みの宿題はクラウドソーシングのためにあったのか、と思えるほど。笑

ただ少し違うのは、

・与えられた課題に対して報酬が与えられること

・社会的責任が伴うこと

ですかね。

でも、クラウドソーシングってそこまで難しいことではありません。

クライアントの説明が結構重要

遠隔で作業をするのでクライアントさんの説明がかなり重要です。

分からないことを聞くのはもちろんですが、最初の段階で一通り説明をしてもらうことが大切です。

作業が終わった段階で、「これをこうしてもらえますか?」と言われたとしても対応ができません。

案件によって仕事内容が変わる

当たり前ですが、ランサーズ上にはありとあらゆるお仕事が転がっています。

なので、案件によって仕事の内容がコロコロと変わります。

飽き性の方には、さまざまな案件があるのでクラウドソーシングの働き方はいいかもしれません。

もちろん、同様のお仕事もたくさんあります。

慣れた先のスピード感大事

わたしが引き受けた案件はタスク・作業系のお仕事だったのですが、最初のうちは説明書を見ながら作業をするのが精一杯です。

しかし、同じ作業を永遠と繰り返していくうちに、作業を必然的に覚えていきます。

同じ作業をずっと続けなければいけないので、慣れてきた後のスピード感を大切にすると作業を効率よく進めることができます。

タスク、作業系は安すぎ案件あり

実際にわたしがそうだったのですが、誰でもできる作業ということだけあって、料金がかなり抑えられています。

まずは、安すぎる案件には手を出さないということが言えます。

安すぎる案件を提示してきている段階で、クライアントさんを少し疑った方がいいかもしれません。

このクライアントさんは信頼できる人なのかどうか?

クライアントさんは依頼人を選ぶことができますが、私たちはたらく側もしっかりと相手を見なければいけません。

もう一つできることは、案件のお話をいただいた段階で契約金のお話をしておくこと。

お金の話はなかなか切り出しにくいかもしれませんが、のちのちしがらみや嫌な気持ちを持たないためにも、先に話をしておくと両者納得して仕事を進めることができます。

しんどいけど、ランサーズで働いてみてもいいかも

ランサーズで働くことのメリット・デメリットがわかりました。

・スキルをつけないと低賃金労働になってしまうこと

・お金を稼ぐ1歩として使えること

今よくいわれている副業になるかといえば、わたしはならないんじゃないかなと思います。

相当な時間的余裕と熱意がないと難しい気がしています。

でも、一度トライしてみたい!という方は、 ランサーズ にまずは登録してみてください。

案件をざーっと眺めてどんな仕事ができるか見てみるのもいいと思います。

クラウドソーシング「ランサーズ」